小児科ブログ
吉村こどもクリニックは
地域に根差した、朗らかであたたかい医療をめざします。
北九州市門司区大里戸ノ上の吉村こどもクリニックのホームページをご覧いただきありがとうございます。
私自身、日々成長していくこどもたちをみるのが好きで小児科医を続けていました。こどもたちや保護者の方々と一緒に考え、地域全体でこどもを育てていくお手伝いが出来たらと思っています。
感染症や喘息などの一般小児科、小柄などの成長障害、気になること、ご心配なことがございましたらご相談ください。
地域に根ざした利用しやすいクリニック、朗らかであたたかい医療を目指します。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
こどもの成長と成長ホルモンについて
小柄などがみられるお子さまは、成長ホルモンの影響かもしれません。
成長障害とは、年齢に応じた標準の体格からかけ離れている状態をさします。
主に身長、小柄なお子さんを言います。母子手帳や学校での成長の記録に用いられる成長曲線を使用すると、客観的に低身長であるのかどうか知る事ができます。
低身長の目安は、身長SDスコアがー2.0SD(standard deviation)以下の場合をいいます。
-2.0SDの目安は同性同年齢のお子さんが100人いると前から2-3番目です。
このー2.0SD以下のお子さんの多くは病的ではない体質性低身長ですが、成長ホルモンなどのホルモンの異常、染色体異常、骨や軟膏の病気、主要な臓器の病気が隠れていることがあります。
低身長のうち約10%が治療可能です。くわしい検査をおすすめします。